- FX口座ってどこを選べばいいかわからない
- FX口座の選び方って何を見ておけばいいの?
- 取引ペア数ってたくさんあればいいの?
こんなお悩みを解決します。
この記事で解説するFX口座の選び方を実践すれば、自分に合った最適なFX口座を選ぶことができるようになりますよ!
色々なFX口座紹介サイトでは情報量が多くて何を見たらいいのか分からなくなっているはず。
この記事で紹介している3つのポイントを抑えておけば、重要視するべきポイントをしっかり確認しつつその他の情報はプラスアルファの情報として捉えることができるので、効率よく最適なFX口座を見つけられるようになります!
FX口座紹介サイトではお金目的に嘘のランキング順位で書いている場合がほとんどなので、しっかり自分で考えて選ぶことができる最低限の知識は持っておきましょう。
ランキングサイトの注意点については以下の記事で解説しているので、併せて読んでおくことをおすすめします。
おすすめランキングサイトを信じるな!仮想通貨取引所を例に解説
国内FX口座の選び方
国内FXって色んな口座があって、始めてFXに触れる人にとっては何を基準に選べばいいかわからないですよね。
実は、日本のFX顧客獲得争いは激しく、長年顧客獲得に向けて各社様々な面でサービス向上を図っているため、今やほとんどのFX口座の提供サービス内容は大きく変わりません。
そのなかでもちょっとした違いの中から最優先に確認すべき点は、
- スプレッド
- 最低取引単位
- 取引ツール
になります。
まずはスプレッドを中心に比較!
国内FX業者を選ぶ時のポイントは、『スプレッド』です。
スプレッドとは買値と売値の価格差のことで、常に買値の方が高く売値のほうが安くなるように設定されています。
そのため、ポジションを持った瞬間から必ずスプレッドの分マイナススタートになるということ。
つまり、スプレッドが低ければ低いほどマイナススタートが小さくて済むため、勝ちやすくなります。
勝つ確率を少しでも高くしたければ『スプレッド』はより小さい口座を選びましょう!
DD方式とNDD方式
FXには【DD方式】と【NDD方式】という2種類の取引方式があり、日本はほとんどの業者が【DD方式】を採用しています。
このDD方式の場合、取引手数料は基本的に無料が当たり前で『スプレッド』がFX業者の実質的手数料になり、FX業者の基本的収益源です。
しかし、FX業者は儲けたい一方でスプレッドの狭さはトレーダーの取引のしやすさなので、国内FX業者はスプレッドを可能な限り低くし、収益源を削ってでも顧客を獲得しようと壮絶な争いを繰り広げています。
そのため、資金力があり経営に余裕がある大手企業ほどスプレッドを低く設定することができるという見方もできるため、スプレッドが低いのは安心・信頼の証にも繋がりますね。
次は最低取引単位をチェック
最低取引単位とは、最低いくらから取引ができるかという目安。
言い換えると最低でも必要な証拠金はいくらか、ということ。
数十万、数百万の資金からFXを始める方ならそんなに気にしなくても大丈夫です。
しかし、1,000円~数万円内で始めてみたいという方にとって最低取引単位は重要になります。
最低取引単位から証拠金を計算
いくらから取引ができるかという目安だから『1円から取引できます』『1000円から取引できます』と記載してほしいと思う方もいるかもしれません。
しかし、FXは国家間通貨のやり取りなので、日々価格が変動するため常に取引に必要な証拠金額が変動します。
そのため、『●通貨』という記載で最低取引単位が定められ、最低取引単位を基に必要証拠金を算出します。
なお、この『●通貨』とは、ドル円(USD/JPY)ならドル、ポンド円(GBP/JPY)ならポンドの通貨の量を示すことになります。
説明だけだとよくわからないと思うので、最低取引単位から必要証拠金を計算してなんとなく間隔をつかみましょう!
このように、最低取引単位によって最低でも用意しないといけない資金量が大きく違いますね。
ドルもポンドもユーロも通貨価値はおおよそ同じなので、単純な目安としては
- 最低取引単位1万通貨 → 50,000円用意すれば足りるかな
- 最低取引単位1,000通貨 → 5,000円用意すれば足りるかな
- 最低取引単位1通貨 → 5円用意すれば足りるかな
ってぐらいで覚えておけば大丈夫です。
ご自身の状況に合わせて最低取引単位はしっかり確認しておきましょう。
最低取引単位の注意
上記で最低取引単位を基に最低必要証拠金を計算しましたが、あくまでも『最低必要証拠金』です。
言い換えると『最大レバレッジを活用したら最低でもこの金額があれば取引できるよ』って金額です。
つまり、全然余裕のない状態で取引を開始することになるため、すぐに強制ロスカットの対象になる可能性が高くなり、初心者だと資産を失う可能性がグッと高くなります。
余裕を持った取引をするするためには、先程の計算式内のレバレッジをせめて10以内に抑えた必要証拠金を用意するといいです。(レバレッジは低いほどリスクを抑えた取引ができます)
資金に余裕があればあるほど簡単には負けなくなります。
FX取引において損切りは大切ですが、ある程度は想定とは逆方向に進んでしまうことも想定した上で取引をする必要があるため、簡単に強制ロスカットとならないように、余裕のある資金量で取引することをおすすめします。
最後に確認しておきたい取引ツール
海外FX口座の場合はMT4(MT5)というFX専用取引ツールを各社共通で利用している場合が多いですが、国内FX口座では各社オリジナルの取引ツールを開発、提供しています。
FXは状況によっては即注文できるような操作性が求められるため、いかにパパッと注文が出せるか、注文の変更ができるかという点も重要なポイントになってきます。
こればかりはいくら調べて画像で確認したところで実際に使ってみないと分からないため、何社か目星をつけたら1つに絞らずまずは全ての口座を開設して、各取引ツールを実際に使ってみることをおすすめします。
ここまでの流れである程度どこを使おうか絞れたはず。
あとはしっかり勉強して慎重に取引を楽しみましょう!
補足:取り扱い通貨ペア数について
よく他サイトでは、取引機会を逃さないためにという理由から【通貨ペア数】も入ってますが、以下の理由から正直どうでもいいです。
- 初心者はドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)など比較的安定した通貨で取引することがおすすめ
- ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨ペアはどこの口座でもほぼ必ず取り扱いされている
- FXに慣れてくるとほとんどの人が海外FXに移行する
実際やってみるとわかりますが、通貨ペア数が多いからと言ってあれもこれもと手を出すことはなく、ほとんどのトレーダーは慣れた通貨ペアでのみ取引をするようになります。
選択肢が多いに越したことはありませんが、初心者のうちは多いほど余計な迷いが生じるだけで特に大きなメリットではないことに注意してください。
スワップポイント目的で『トルコリラ円を取引したい』『メキシコペソを取引したい』というマイナー通貨の取引を希望している場合だけ通貨ペアは確認しておけば大丈夫です。
また、FXに慣れてくるとほとんどのトレーダーが『国内FX口座も一応使うけど、メインは海外口座』という状況になる場合がほとんど。
海外口座の場合は国内FXに比べて圧倒的に取り扱いペア数は多いので、国内FXではメージャー通貨ペアでたくさん練習して慣れたら海外FX口座で色んな通貨ペア数を取引してみる、という選び方のほうがいいかもしれません。
つまりFX初心者のうちは、そもそも取り扱いペア数が多くはない国内FX口座を使ってる間は取り扱いペア数は注目するほどのポイントではありません。
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- 取引の勝率に影響する『スプレッド』は必ず確認
- 資金量に合わせて最低取引単位を確認
- 気になるFX口座は実際に全て使ってみて取引ツールの操作性を確認
ネット上には必要以上の情報が溢れてますが、ご紹介した内容を理解しておけば見るべき情報を判断でき、自分の力で最適なFX口座を選ぶことができるはずです。
選び方がわかったらあとはもう探すだけ!
さっそく自分にあったFX口座を選びましょう!