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スパムコメントとは?SEOにもたらす悪影響と5つの対策

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スパムコメントとは?SEOにもたらす悪影響と5つの対策
この記事で解決できるお悩み
  • スパムコメントってどんなコメント?
  • 急に記事にスパムコメントが投稿されるようになったけど、ほったらかして大丈夫?
  • 大量のスパムコメントが邪魔で嫌になる!なんとかしたい!

この記事では『スパムコメント』の説明はもちろん、放置することでSEOにおよぼす影響から対策方法まで解説します。

スパムコメントについて正しく理解できるだけでなく、コメントによるSEO効果とスパムコメントがもたらすSEOの悪影響を知ることで、必要な対策方法を知ることにつながり、サイト運営の役に立ちますよ!

僕はこれまで、『記事のコメントって本当に必要か?』と疑問を持ってましたが、コメントについてしっかりと学んでみるとどうするべきなのかが明確に判断できるようになりました。

SEO対策は小さな対策の積み重ねです。

この記事を読み終える頃にはまた一つSEOの知識がレベルアップするので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

スパムコメントとは?

スパムコメント(またはコメントスパム)とは、いわゆる『迷惑コメント』のことです。

記事に興味もなければまともに読んでるわけでもなく、企業の宣伝目的や詐欺集団の金銭搾取目的等、理由は様々ですが記事に関係のない内容やURLをコメント欄に投稿して他サービスへ誘導しようとします。

ほとんどのブロガーは事前に対策を取っているので、あまり見かけたことは無いかもしれないですね。

メールの場合だと多くの人が経験したことがあると思うので、イメージしやすいです。

例えばAdidasやRay-Banのような人気ブランドのセールサイトになりすましたり、Amazonや楽天など多くの人が使ってるであろうネットショップになりすましたフィッシングメールがスパム(迷惑メール)にあたります。

中には明らかに日本人が作った文面ではなく意味不明なURLが貼り付けられていて見るからに怪しいメールが届いたりすることもありますね。

そのサイト版迷惑行為がスパムコメントというわけです。

ネット巡回プログラムによって行われる

現在ではほとんどの場合で人間が直接やってるわけではなく、ボットと言われるネット巡回プログラムによってサイト内リンクをたどって自動的に様々なサイトのコメント欄で同内容を投稿していくような仕組みが取られています。

また、メールアドレスのリストが必要な迷惑メールとは違ってサイトのコメントは誰でも簡単に実行できるため、商業目的でなくても例えば他ブロガーが自サイトを宣伝するためだけに自サイトのURLを手動で貼り逃げ投稿しているパターンあります。

他サイト上で自サイトのURLがリンクされるとSEO効果にも繋がることから、このように迷惑行為を繰り返す人が跡を絶ちません。

このような形で他サイトにリンクが残ると現在ではGoogleでスパムコメントによるリンクを貼り付ける行為であることがバレてSEO評価が逆に悪くなるので、絶対に真似しないようにしましょう。

スパムコメントがもたらす悪影響

SEOランキング降下

もし、何らかの理由でスパムボットの標的となってしまい、毎日何度もスパムコメントをされるようになり、気にせずに放置しているとどうなると思いますか?

答えは『質の低いコンテンツ(記事)としてGoogleに評価されるためSEO評価が悪くなり、検索順位が下がる』です。

理由は、コメントもコンテンツの一部として評価されているため。

僕もそうでしたが、恐らくほとんどの初心者がSEOに関係があるのは本文だけだと思い、コメントの内容などさほど気にしていないのではないでしょうか。

以下はGoogleの【SEOの上級者向けガイドライン – ユーザー生成スパム】一部抜粋です。

スパムコメントがもたらす悪影響についてしっかりと明記されてます。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反は必ずしも、サイト所有者が意図的に作成したコンテンツに関連するものとは限りません。ときに、良質なサイトにおいて、悪意のあるユーザーによってスパムが生成されることがあります。

サイト上にユーザー生成スパムがあまりにも多い場合は、Google によるサイトの評価に影響が及ぶことがあり、その結果、最終的にサイト全体に対して手動による対策を講じることもあります。
ユーザー生成スパム コンテンツの例としては、次のようなものが挙げられます。

・無料ホストを利用したスパム アカウント
・フォーラムのスレッドにおけるスパム投稿
・ブログへのスパムコメント

ユーザー生成スパム コンテンツは Google 検索結果に悪影響を及ぼすおそれがあるため、サイトにこのような種類のスパムがないかどうかを積極的に監視して、そのようなスパムを見つけたら削除することをおすすめします。

Googleウェブマスター向けガイドライン – ユーザー生成スパム

簡単に説明します。

Googleの検索アルゴリズム(検索順位を決めるプログラムの仕組み)の基本原則は、検索ユーザーが必要としている内容が提供されているサイトを表示させることです。

検索ユーザーは悩みや困りごとを持って検索し記事にアクセスするため、記事には『検索ユーザーの知りたいことにしっかりと答えられているか?』という品質が求められます。

しかし、スパムコメントは記事に関係のない内容やURLを大量に残していきます。

すると、元々はユーザーの知りたい情報がしっかりと記述された質の良い記事でも、スパムコメントにより『この記事はユーザーの検索意図に沿っていない内容やURLが貼られている。こんな記事をユーザーに表示しても喜んでもらえない。Google検索システムの質が疑われてしまう』と判断され、検索結果の順位が下げらてしまうどころか、最悪の場合検索から除外されます。

そのため、スパムコメントが投稿された場合は発見次第早急に削除する必要があります!

ですが、巡回プログラムによって不定期に大量にスパムコメントをされては、監視することばかりに時間が取られて肝心の記事執筆に時間を使うことができなくなるので、事前の対策が重要になるわけです。

スパムコメントの対策方法

ワードプレスでスパムコメントの対策をするにはいくつかの種類が考えられます。

  1. スパムコメント対策用プラグイン
  2. 手動でスパム判定
  3. コメント表示を管理者の承認必須化
  4. コメント機能をOFF
  5. レンタルサーバーの設定

上から順に解説していきます。

スパムコメント対策用プラグインを使用する

ワードプレスでスパムコメントを対策するならプラグインを使用することが一般的な対策で、一番手軽でおすすめの方法。

おすすめのプラグインは以下の2つです。

  • Akismet Anti-Spam
  • Invisible reCaptcha for WordPress

Akismet Anti-Spam

akismet

ワードプレスをインストールした時点で最初からインストールされているプラグインなので、知らない人はいないのではないでしょうか。

コメントが投稿されると内容をチェックして、世界中のスパムコメント情報を収集しているデータベースに照合し、特徴が一致する場合にはスパムと判定し除外するというアンチスパムプラグインになります。

つまり、事前防止ではなく駆除型の事後対策プラグインですね。

設定手順は以下の記事で詳細にまとめてるので、利用する方はご覧ください。

https://literacyboxes.com/akismet-settings/

無料ライセンスの使用条件に注意!

Akismet Anti-Spamには無料ライセンスと有料ライセンスがあり、基本的には無料で使用することができます。

ただ、注意が必要で無料ライセンスで使用する条件として『ブログが商業目的でないこと』という規約が明記されており、公式ページのよくある質問にも以下のとおり記載されています。

【Q】
私のサイトは商用ですか?

【A】
サイトに広告またはアフィリエイトリンクがある場合、製品またはサービスを販売する場合、寄付またはスポンサーシップを求める場合、または何らかの形で企業または教育機関に関連している場合、サイトは商用と見なされます。
お客様のプランの自己選択に依存していますが、アカウントの定期的な監査を実施して、正しいプランが選択されていることを確認しています。

つまり、ブログ執筆を頑張ってのちのちはアフィリエイト収益を目指すのであれば、有料ライセンスを契約する必要があります。

ということで、ただただ趣味でブログを書くつもりの方にはおすすめですが、ブログを収益化したい方には次のプラグインをおすすめします。

Invisible reCaptcha for WordPress

Invisible reCaptcha for WordPress

これはGoogleが提供しているスパム判定ツール[reCaptcha]を利用するためのプラグインです。

現時点ではほぼ人間にしか解読できないような数字や文字が表示されて正確に入力しないとコメントができないようになるので、巡回プログラムなどではコメントを投稿しようにもできなくなるという仕組みです。

Akismet Anti-Spamはコメント投稿後の事後判定ですが、これはそもそもスパムコメントができないようにする事前防止ですね。

また、Akismet Anti-Spamは商用利用が禁止されており、アフィリエイトなどの広告を貼るブログには使えませんが、Invisible reCaptcha for WordPressはGoogleが無償で提供しているツールを利用するものなので、アフィリエイトブログでも問題ないのでおすすめです!

設定手順は以下の記事で詳細に解説しています。

手動でスパム判定

スパムコメントメニュー

コメントはワードプレス管理画面のコメントメニューで一覧表示、管理ができるようになっており、そこからコメントを削除したり等の操作が可能です。

操作の中に『スパム』と書かれた項目が用意されており、クリックするだけでスパムとして判定することができるようになっています。

手動なのでプラグインでシステム的に判定するよりも精度は高くなりますが、コメントが多ければ多いほど面倒ですね。

Akismet Anti-Spamプラグインの判定をすり抜けたスパムコメントが発生した時に利用する感じで認識しておけばいいかと。

コメント表示を管理者の承認必須化

ワードプレスの[管理画面 – 設定メニュー]から設定する方法で、コメントが投稿された時にそのまま表示させるか、一旦管理者の承認が必要とするかを設定することができます。

承認をしない限り表示されないため、手動スパム判定同様に精度は高くなりますがコメント件数が多くなればなるほど面倒になるので、サイトのページビューに合わせて面倒になってきたら承認制を解除するなど、ご自身の気持ちやブログ運用方針によって利用を考えていけばいいと思います。

設定方法については以下の記事で解説してるので、ご覧ください。

https://literacyboxes.com/first-thing-to-do/#toc16

コメント機能をOFF

こちらもワードプレスの[管理画面 – 設定メニュー]から設定する方法で、『そもそもコメント機能をOFFにしちゃえばいいじゃん!』という方法になります。

紹介しといてなんですが、これはおすすめしません。

先程【スパムコメントがもたらす悪影響】でGoogleはコメントもコンテンツの一部として認識する旨を公式に公表しているとお伝えしましたね。

実はこれとは別に以前twitterではSEOアナリストとGoogleの中心メンバーであるゲイリー・イリーズ氏の間で以下のような質疑応答がありました。

(Google翻訳)

[Jennifer Slegg]
同じことがブログ投稿へのコメントにも当てはまりますよね? コメントランキングにコンテンツが表示されるため(そして権限を示すのに役立ちます)、Esp。

[Gary 鯨理/경리 Illyes(Googleのゲイリー・イリーズ氏)]
うん。一般に、サイトに健全で繁栄しているコミュニティがあることがわかった場合、それは大いに役立つ可能性があります

ちょっとわかりにくいので簡単に訳し直します。笑

[Jennifer Slegg]
ブログ投稿の中でコメントがついた記事は検索ランキングに良い影響があるように見えます。

[Gary 鯨理/경리 Illyes(Googleのゲイリー・イリーズ氏)]
はい。一般的にはサイトに健全で活発なコミュニティが含まれていることが見られる場合、それらは大いに役立つ可能性があります。

以上のことから、良いコメントのやり取りがあるサイトはGoogleで検索エンジンの評価に繋がるということを公言したのです。

そのため、コメント機能はOFFにせずスパムコメント対策をしっかりとする方向で運用することをおすすめします。

レンタルサーバーの設定

レンタルサーバー会社が提供しているサービスにもスパムコメント対策を用意している場合があります。

このブログはエックスサーバーで運用しているため、エックスサーバーを元にした話となりますが、恐らく他のレンタルサーバーでも同様のサービスは用意しているはずなので、サーバーパネルから確認してみてください。

エックスサーバーのスパムコメント対策は以下の2つ。

  • 大量コメント・トラックバック制限
  • 国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限

大量コメント・トラックバック制限

大量にコメントが投稿されると発動し、それ以上はコメントができないように制限します。

スパムコメントは基本的にボットと言われるネット巡回プログラムによって自動的に行われるため、一回だけで終わるわけではなく、何度も大量に迷惑コメントを投稿してくる可能性があります。

そんなスパムコメントに有効な対策ですね。

しかし、デメリットはご覧の通り大量にコメントがされないと制限されないということです。

根本的な解決にはならないので、気休め程度にしかならないと思います。

国外IPアドレスからのコメント・トラックバック制限

海外からのアクセスではページを閲覧することはできてもコメントはできないようにする設定です。

迷惑メールでも明らかに日本人ではない、文脈がメチャクチャなメールが多いようにスパムコメントも基本的には海外からの攻撃が一般的です。

そのため、日本国外からのアクセスではコメントができないようにすることで根本から断つということですね。

ただ、これもある方法を使えば簡単にくぐり抜けることができるレベルなので、一定の効果はあっても厳重な警備というわけではありませんが、とりあえず設定しておけばいいでしょう。

エックスサーバーのサーバーパネルから設定するスパムコメント対策は以下記事に手順をまとめてるので、ぜひご確認ください。

まとめ

最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

スパムコメントとは?SEOの影響と対策
  1. スパムコメントとは悪質な迷惑コメント
  2. スパムコメントを放置すると質の低いコンテンツとなりSEO評価が悪くなる
  3. コメント機能はOFFにしない
  4. 承認必須・プラグイン・レンタルサーバー設定を併用して対策する

コメントの必要性やスパムコメントを放置することのリスクを理解することでわずかながらもSEO対策に繋げることができます。

決して大きな対策とは言えませんが、スパムコメント対策はブログ運用では基本的なことなので、しっかりと対策をして健全なブログ運用を心がけましょう。

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