- レンタルサーバーをエックスサーバーにお引っ越ししたい
- ドメインを変更する時、データの移行はどうしたらいいの?
- エックスサーバーのWordPress簡単移行機能はどうやって使うの?
こんなお悩みを解決します!
この記事で解説するエックスサーバーのWordPress簡単移行機能を知っておけば、WordPressデータを移行したい時に効率的に作業を進めることができるようになりますよ!
僕は実際にこのWordPress簡単移行機能を使って、他レンタルサーバーからお引っ越ししたこともあるし、ドメイン名変更時にも使ったことがあります。
この機能がリリースされるまではFTP接続を使って手動で全作業を実施してましたが、この機能のおかげでかなり楽になりました!
この記事を読み終える頃には『もっと早く知りたかった!』と思うほどに作業効率がアップしてますよ!
エックスサーバーのWordPress簡単移行とは?
エックスサーバーのWordPress簡単移行とは、4つの情報を入力するだけでWordPressデータAからWordPressデータBに簡単に移行(コピー)することができる機能です。
簡単機能を使うために必要な4つの情報とは、以下の通り。
- 移行元URL
- 移行元WordPressのユーザー名
- 移行元WordPressのパスワード
- 移行先のURL
たったこれだけの情報を用意しておけば、誰でも簡単にWordPressからWordPressへデータをコピーすることができます。
実際の移行手順とエックスサーバーのWordPress簡単移行機能を利用した場合の工程を比較してみましょう。
通常のデータ移行工程
WordPressのデータを移行するには、通常だと以下の通りいくつかの工程が必要です。
- 移行元WordPressからデータベースを含む全データをバックアップ
- 「wp-config.php」のデータベースログイン情報更新
- 移行先環境構築(データベース、WordPress)
- FTP接続でサーバーに接続後、バックアップデータを移行先WordPressにコピー
- 移行先データベースに移行元データベースデータをコピー
流れを確認してもらうと分かる通り、初心者にはちょっと難易度が高めですね・・・。
エックスサーバーのWordPress簡単移行
エックスサーバーのWordPress簡単移行なら、WordPressのデータを移行するために必要な工程は以下の通り。
- 4つの情報(移行元:URL・ユーザー名・パスワード、移行先:URL)を入力
- 実行開始
通常の工程に比べて、知識が無くても誰でも簡単に実行できることが分かりますね!
【エックスサーバー】WordPress簡単移行の活用場面
WordPress簡単移行は以下のような状況で有効活用できます。
- ドメイン変更
- URLをサブディレクトリに変更
- 運用中のサイトを基に新サイト開設
- 他レンタルサーバーからお引っ越し
一般的に1番需要がありそうなのは、他レンタルサーバーからのお引っ越しですかね。
ブログを運用しているとコスト面やスペック面からレンタルサーバーを変更したくなることがありますが、他レンタルサーバーからエックスサーバーに引っ越したい時は、WordPress簡単移行機能を使えばあっというまにお引っ越しが完了するので、サーバーを変更するのも簡単です!
【エックスサーバー】WordPress簡単移行の注意事項
WordPress簡単移行機能を利用するにはいくつかの注意点があるので、実行前に必ず確認しておきましょう!
- 他レンタルサーバーからのお引っ越しの場合
- 動作環境
- WordPressのバージョン
- 移行されるデータ
- 移行されないデータ
- 事前準備
順に解説していきます。
他レンタルサーバーからのお引っ越しの場合
他レンタルサーバーからお引っ越しする場合、ドメインのネームサーバーも移行先レンタルサーバーへ変更する必要がありますが、データ移行完了後に変更してください。
動作環境
- WordPressのバージョン:4.2以上
- PHPのバージョン:5.3以上
- マルチサイト機能を使用していない(WordPressのマルチサイトという機能を聞いたこともないという方は気にしなくてOK)
- データベースの容量:2GB以内
- 【WordPress.com】直営レンタルサーバーからの移行ではない
- 「PHPからtar、zipコマンドのいずれも利用可能」または「PHPのzipモジュールが利用可能」
WordPressのバージョン
移行先に自動的にWordPressがインストールされるため、WordPressのバージョンは最新になります。
理由があって移行元でマイナーバージョンを利用している方は、移行完了後に手動でグレードダウンする必要があるため、ご注意ください。
移行されるデータ
- /wp-content配下のデータ
画像・プラグイン・テーマファイルなど、WordPress運用に必要な基本データが含まれます。 - データベースデータ
記事データと各種設定情報を含む、WordPress運用に必要な全てのデータベースデータ
移行されないデータ
- /wp-content配下以外に設置されているデータ
- WordPress構造をカスタマイズしている場合
セキュリティプラグインやキャッシュ系プラグインを利用している場合、それらのプラグインで生成されたデータを含む一部データは移行データに含まれない可能性があります。 - アクセス制御等を行うための「.htaccess」ファイル
移行先で新規で作成されるため、移行元「.htaccess」ファイルを手動で編集していた場合は、移行先に手動でコピーする必要があります。
よくわからないという方はきっと触ったことがないと思うので、気にしないでOK - バックアップ関連プラグインによって作られたデータ
事前準備
- 移行元WordPressのプラグインは全て停止してください。セキュリティプラグインやその他のプラグインの影響により、移行が失敗する場合があります。
- 移行先レンタルサーバーに、移行後に利用するドメインをセットしておいてください。
- 他レンタルサーバーから移行:移行元ドメインと同じドメインを移行先レンタルサーバーに設定
- レンタルサーバー内でドメイン変更:利用予定ドメインを追加設定
エックスサーバーにドメインを追加する方法は以下の記事で詳細に解説しています。
【エックスサーバー】WordPress簡単移行の利用手順
インフォパネルにアクセスして『サーバー管理』からサーバーパネルに移動します。
もしくは以下URLからサーバーパネルに直接ログインも可能です。
【WordPress – WordPress簡単移行】をクリック。
移行先ドメインを選択。
【WordPress移行情報入力】タブを選択し、必要情報を入力してください。
必要情報を入力したら『確認画面へ進む』をクリック。
『移行を開始する』をクリックすると画面が切り替わって移行が始まります。
移行が完了するまでは念の為、画面は触らずにそのままにしておきましょう!
以上でエックスサーバーのWordPress簡単移行は完了です!
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- エックスサーバーのWordPress簡単移行を使えば、4つの情報を揃えるだけで簡単にWordPressデータを移行できる
- ドメイン変更時や他レンタルサーバーからエックスサーバーにお引っ越しする場合に有効活用できる
- WordPress簡単移行を実行する前に、必ず注意事項を確認
ご紹介した内容を知っておくだけで、いつかWordPressデータの移行が必要になった時に面倒な作業をせず、効率よく移行を完了させることができるようになりますよ!
ブログ執筆に集中できるように、便利な機能で簡単に済ませられる作業は覚えておきましょう。
WordPressのドメインを変更する際の手順を以下の記事で解説してるので、今すぐに必要な方でなくても今後の知識として参考までにぜひご覧ください。
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