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特定リンクのクリック回数をカウントする方法【42枚の画像で解説】

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特定リンクのクリック回数をカウントする方法【42枚の画像で解説】
この記事で解決できるお悩み
  • 特定リンクのクリック回数をカウントしたい
  • アフィリエイトリンクって全体じゃなくて個別のクリック数ってわからないの?
  • あるページに貼ってある、あるリンクがどれだけクリックされてるのか計測したい

こんなお悩みを解決します。

この記事で解説する『特定リンクのクリック回数をカウントする方法』を実践することで、サイト内の特定リンクがどれだけクリックされてるのか詳細に把握できるようになります。

特にアフィリエイトリンクって全体のクリック数しか確認できないですよね。

この方法を使えば各リンクがどれだけクリックされてるのか個別に測ることができるようになるため、より詳細な分析ができるようになりますよ!

特定リンクのクリック回数をカウント

意外と知られていない特定リンクのクリック回数をカウントする方法。

必要なツールは以下の2つ

  • Google タグマネージャー(GTM)
  • Google アナリティクス

便利なタグ貼り付けツール【GTM】とアクセス数カウントの定番ツール【Googleアナリティクス】を掛け合わせて応用することで可能になります。

前提条件として既にGTMを使ってGoogleアナリティクスタグを設置している必要があります。

実現できること

特定リンクのクリック回数をカウントできるようになると、以下のことが応用してできるようになります。

  • 特定アフィリエイトリンクのクリック回数をカウント
  • 特定画像のクリック回数をカウント
  • 特定フォームのクリック回数をカウント

これらはサイト全体の共通するURL、もしくは特定記事内のURLに絞ってカウントすることも可能です。

ちょっと面倒なこと

例えば特定のアフィリエイトリンクのクリック回数をカウントする場合、1つのブログ内でいくつものアフィリエイトリンクを扱いますよね。

特定のURLを指定してカウントするわけですから、複数のアフィリエイトリンクのクリック回数をそれぞれカウントする場合は、もちろんそれぞれに対して個別に設定を用意する必要があります。

『このURLだけは特別にカウントしておきたい!』という場合ならまだしも、全てのアフィリエイトリンクをカウントするとなると、比例して設定も多くなるのでちょっと面倒かもしれません。

ご利用のアナリティクスはUA?GA4?

アナリティクスには旧アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス/UA)新アナリティクス(Googleアナリティクス4/GA4)があります。

どちらを使ってるかによって設定内容が多少変わってくるので、どっちを使ってるのか把握しておいてください。

何が何なのかよくわからないという方は以下画像を参考に見比べてどちらか把握するといいです。

※左側のメニューの違いが特徴的です

Googleアナリティクス4 / GA4
GA4
ユニバーサルアナリティクス / UA
UA

設定手順

設定の流れは以下の通りです。

  1. 変数設定
  2. トリガー設定
  3. タグ設定

順に解説していきますね。

先にGTMを開いてサイトに設置している対象コンテナを開いておきます。

GTM-コンテナ選択

変数設定

組み込み変数有効化

まずはタグマネージャーで用意されている変数を使えるように有効化します。

GTM-変数

左メニューから【変数】をクリック。


GTM-変数設定

『組み込み変数』の【設定】をクリック。


GTM-組み込み変数の設定-ページ
GTM-組み込み変数の設定-クリック

画像の赤枠内が今回使用する変数なのでチェックを入れてください。

チェックが完了したら【×】で閉じてください。

組み込み変数の設定一覧にチェックした変数が表示されていれば変数の設定は完了です。

タグマネージャーヘルプより

ページ

Page Hostname: 現在の URL のホスト名です。

Page Path: 現在の URL のパスです。

クリック

Click URL: クリック トリガーの成立時に、dataLayer の gtm.elementUrl キーを取得します。

大分類カテゴリ名変数

ユニバーサルアナリティクス(UA)のみで使う設定です。Google アナリティクス4(GA4)を利用している方はこちらの設定は不要です。

特定リンクのクリック回数カウントは1つだけとは限らないですよね。

複数の特定リンクのクリック回数をカウントすることを想定して、先にアナリティクス上で管理しやすいように大分類となるカテゴリ名のテンプレートを作成しておきます。

変数としてカテゴリ名を設定しておくことで、何度も入力しなくても使いまわしできるようになるのであとの設定がちょっと楽になる&誤入力を防ぐことができます。

ここで文章で説明されてもあまり意味がわからないかも知れませんが、あとあとなんとな~く分かると思うので、とりあえず設定していきましょう!

GTM-大分類カテゴリ名変数

ユーザー定義変数の【新規】をクリック。


GTM-大分類カテゴリ名変数-名前

画像左上赤枠内に分かりやすいように変数の名前を付けてください。今回は『リンククリック』と付けました。

名前をつけたら画像内の大きい赤枠内をクリックしてください。


GTM-大分類カテゴリ名変数-変数タイプ

【定数】をクリック。


GTM-大分類カテゴリ名変数-変数値

『値』にカテゴリ名を入力してください。今回は『リンククリック』と付けました。

この名前が、今後アナリティクスで確認する際のカテゴリ名(大分類名)となります。

【保存】をクリックして終了です。

ユニバーサルアナリティクス トラッキングID入力用変数

ユニバーサルアナリティクス(UA)のみで使う設定です。Google アナリティクス4(GA4)を利用している方はこちらの設定は不要です。

Google アナリティクス4(GA4)ではなく、従来のユニバーサルアナリティクス(UA)を利用している方で、トラッキングID入力用の変数をまだ作っていない方はこの機会に作っておくと便利ですよ。

GTM-UAトラッキングID変数

ユーザー定義変数の【新規】をクリック。


GTM-UAトラッキングID変数-名前

画像左上赤枠内に分かりやすいように変数の名前を付けてください。今回は『UAトラッキングID』と付けました。

名前をつけたら画像内の大きい赤枠内をクリックしてください。


GTM-UAトラッキングID変数-変数タイプ

【Google アナリティクス 設定】をクリック。


GTM-UAトラッキングID変数-変数タイプ

トラッキングIDを入力したら【保存】をクリックして完了です。

トリガー設定

銃でトリガーと言えば引き金のことですよね。引き金を引くと弾が発射されます。

逆から解釈すると、弾が発射される『きっかけ』が引き金であり、きっかけとなる引き金を『トリガー』と呼びます。

要するに、『トリガー』とは【きっかけ】のことを意味します。

このトリガーの設定では、『●●のURLが●●のページ内でクリックされたら●●する』という「きっかけ」からきっかけが発動したあとの「動作」までを設定します。

さっそく設定していきましょう。

GTM-トリガー

左メニューから【トリガー】をクリック。


GTM-トリガー設定

【新規】をクリック。


GTM-トリガー設定-名前変更

トリガーは特定リンクごとに用意する必要があるため、画像左上赤枠内には複数のトリガーをパット見て区別しやすい名前を付けてください。

今回は例として『エックスサーバーリンククリック』と付けました。

名前をつけたら画像内の大きい赤枠内をクリックしてください。


GTM-トリガー設定-タイプ選択

今回は特定リンクのクリック回数をカウントするので、『リンクのみ』を選択します。


GTM-トリガー設定-詳細設定

画像を参考に以下の通り設定します。

  • タグの配信を待つ:チェックをいれてください
  • 妥当性をチェック:チェックをいれてください
  • これらすべての条件が true の場合にこのトリガーを有効化:
    【Page Hostname】【含む】【運営サイトのドメイン】
  • このトリガーの発生場所:一部のリンククリック
  • イベント発生時にこれらすべての条件が true の場合にこのトリガーを配信します:
    【Click URL】【等しい】【カウントしたいURL】

『これらすべての条件が true の場合にこのトリガーを有効化』の設定で【Page Hostname】にしてサイトのドメインを指定することで、『サイト全体で特定リンクがクリックされた場合』にカウントされます。【特定ページ内の特定リンク】のクリック回数をカウントしたい場合はを以下のように設定してください。

  • 【Page URL】【等しい】【特定ページのURL】
GTM-トリガー設定-特定ページ設定

設定が完了したら、右上の【保存】をクリックで完了です。

タグ設定

次はアナリティクスと連携させるための『タグ』を作成して、先に作成しておいたトリガーをセットします。

そうすることで対象URLが対象ページでクリックされると、アナリティクスへデータが送信されて計測されるようになります。

ユニバーサルアナリティクス(UA)とGoogleアナリティクス4(GA4)でタグの作成方法が途中だけ一部異なるため、ご利用のアナリティクスに合わせて設定手順をご確認ください。

GTM-タグ設定

左メニューから【タグ】をクリック。


GTM-タグ設定-新規

【新規】をクリック。


GTM-タグ設定-タグ名

タグもトリガーと同様に特定リンクごとに用意する必要があるため、画像左上赤枠内には複数のタグをパット見て区別しやすい名前を付けてください。

今回は例として『エックスサーバーリンククリック』と付けました。

名前をつけたら画像内の大きい赤枠「タグの設定」をクリックしてください。


タグ設定 – 対象:GA4

GTM-タグ設定-GA4タグタイプ選択

【Google アナリティクス:GA4 イベント】を選択します。


GA4タグ設定入力

画像を参考に以下の通り設定します。

  • 設定タグ:既に設定済みのGA4トラッキングIDタグを選択します。(ほとんどの場合で「Google アナリティクス GA4 設定」だと思います。)
  • イベント名:区別しやすい名前をつけてください。今回は『エックスサーバー』と付けました。
  • イベントパラメータ:『行を追加』を押して以下2項目を入力します。
    • パラメータ名:イベント名と同じでOKです。
    • 値:入力欄右側のボタンを押して、変数【Click URL】を選択してください。

タグ設定 – 対象:UA

【Google アナリティクス:ユニバーサル アナリティクス】を選択します。


GTMタグ設定-UA

画像を参考に以下の通り設定します。

  • トラッキングタイプ:イベント
  • カテゴリ:アナリティクスで確認する際の大分類名です。複数の特定リンクを計測する場合はひとまとめに管理できるようにカテゴリ名を付けます。入力欄右側のボタンを押して先に作成しておいたカテゴリ名用の変数を選択してください。
  • アクション:トリガーを作成した際、トリガーが有効となる条件に設定した変数を選択します。入力欄右側のボタンを押して対象変数を選択してください。今回は『サイト全体で特定リンクがクリックされた場合』に有効になるようにトリガーを作成したので、【Page Hostname】を選択しますが、『特定ページで特定リンクがクリックされた場合』に有効になるように作ったなら【Page URL】を選択すればOKです。
  • ラベル:小分類名です。アナリティクス上で大分類名(カテゴリ名)をクリックすると、同一カテゴリ名が設定されているパラメータの一覧が表示されます。今回は『エックスサーバー』と付けました。
  • 値:入力欄右側のボタンを押して、変数【Click URL】を選択してください。
  • 非インタラクション ヒット:
  • Googleアナリティクス設定:ユニバーサルアナリティクス トラッキングID入力用変数を作成している場合はこちらで選択します。
    • 作成していない場合は『このタグでオーバーライド設定を有効にする』にチェックしてトラッキングID「UA-xxxxxxxx-x」を入力してください。

タグ設定 – GA4とUAで共通

GTM-タグ設定-トリガーをクリック

画像内の大きい赤枠「トリガー」をクリックしてください。


GTM-タグ設定-トリガーを選択

先に作成しておいたトリガーを選択します。

今回はトリガー『エックスサーバーリンククリック』を作っておいたので、こちらを選択します。


GTM-タグ設定-保存

【保存】をクリックで完了です。

タグを公開

GTM-公開

最後に作成したタグを公開して完了です。

タグが作成されていることを確認したら【公開】をクリックしてください。


GTM-公開

『バージョン名』と『バージョンの説明』に今回のGTM変更点を分かりやすいように入力したら、【公開】をクリックして完了です。

設置タグの動作確認

設置したタグが正常に動作しているか確認してみましょう!

以下の流れで動作確認をします。

  1. 対象リンクをクリック
  2. アナリティクスで確認

対象リンクをクリック

サイトにアクセス(特定のページに限定している場合は対象のページにアクセス)して、対象のリンクをクリックしてください。

対象のリンク先が完全に開くまで画面は閉じないでくださいね。

サイトにログインしているユーザーのアクセスをアナリティクスカウントから除外している場合はログアウトしてクリックするか、ログインしていない別端末からクリックしてください。

アナリティクスで確認

Googleアナリティクス4(GA4)とユニバーサルアナリティクス(UA)でクリック回数の確認手順が異なるため、ご利用のアナリティクスに合わせて設定手順をご確認ください。

アナリティクス確認 – 対象:GA4

GA4-レポート - リアルタイム

アナリティクスにログインして左メニューから【レポート – リアルタイム】をクリック。

下へ進むと【イベント数】という表示があり、その中に先程GTMで設定したイベント名と横にはクリック数が表示されていることが確認できれば、正常動作の確認完了です!

今回は確認で分かりやすいように、『エックスサーバー』のリンククリック回数を計測するトリガーとタグの他に、『A8.net』リンククリック回数を計測するトリガーとタグも事前に作成しておきました。


累計をチェック – 対象:GA4
アナリティクスで確認-イベント数-累計リンククリック

これまでの累計をチェックする場合は左メニューから【ライフサイクル – エンゲージメント – イベント】の順に進むと確認できるはずです。

ただし、リアルタイムは数十秒で更新されるのに対し、それ以外は数時間~24時間以上かかるため累計を確認する際は日をおいて確認しましょう。


アナリティクス確認 – 対象:UA

アナリティクスで確認(UA)-リアルタイム-イベント

アナリティクスにログインして左メニューから【レポート – リアルタイム – イベント】をクリック。

ここに先程GTMでタグを作成した際に設定した『カテゴリ名(大分類)』のカテゴリ名「リンククリック」が表示されていますね。

この「リンククリック」をクリックします。


アナリティクスで確認(UA)-リアルタイム-イベント-リンククリック回数確認

先に作成したGTMタグのラベル(小分類)が表示されており、横にはクリック数が表示されていることが確認できれば、正常動作の確認完了です!

今回は確認で分かりやすいように、『エックスサーバー』のリンククリック回数を計測するトリガーとタグの他に、『A8.net』リンククリック回数を計測するトリガーとタグも事前に作成しておきました。アナリティクス上で大分類【リンククリック】をクリックしたあとに、しっかり『エックスサーバー』と『A8.net』がまとめて表示されていることが分かりますね。


累計をチェック – UA

これまでの累計をチェックする場合は左メニューから【行動 – イベント – 上位のイベント – イベント ラベル】の順に進むと確認できます。

ただし、リアルタイムは数十秒で更新されるのに対し、それ以外は数時間~24時間以上かかるため累計を確認する際は、急がず慌てず表示されるまで気長に待ちましょう。

まとめ:特定リンクのクリック回数をカウントする方法

最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

特定リンクのクリック回数
  1. GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスを連携させてカウントする
  2. 特定リンクごとに設定が必要
  3. GA4とUAで設定方法が多少異なる

ご紹介した内容を実践したなら、現在どのアフィリエイトリンクのクリックが最も多いのか、より詳細な分析が可能になります。

詳細に分析ができるようになることで、リライトに役立てたりなどさらに効率的なブログ運営ができるようになりますよ。

最初はちょっと設定が難しく感じたかも知れませんが、やってるとだんだん全体図が見えてきたのではないでしょうか。

GTMとアナリティクスは応用することでもっと色々な計測ができるようになるので、暇なときにでもいじりたおしてみてください!

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