【サーバー移行】ネームサーバー変更前の新サーバー側表示確認手順

ノウハウ
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【サーバー移行】ネームサーバー変更前の新サーバー側サイト確認手順
この記事で解決できるお悩み
  • サーバーのお引っ越し中だけど、移行先サーバーに複製したサイトの表示が確認できない
  • ネームサーバーを変更したいけど、移行先サーバーにデータ移行が失敗してたらどうしよう・・・
  • hostsファイルを編集したいけど、どこにあるの?

こんなお悩みを解決します。

この記事で解説する【ネームサーバー変更前に新サーバー側サイトを確認する手順】を実践すれば、万が一サーバーのお引っ越し(データ移行)に失敗してても事前に把握することができるようになりますよ!

事前に確認せずに万が一データ移行に失敗していた場合、ネームサーバー変更後に気づくことになり、しばらくの間サイトへアクセスできない状況となってしまいます。

ken
ken

そんな状況を事前に防ぐためにもサーバー移行においてネームサーバー変更前の事前確認は非常に重要なので、しっかり確認しておきましょう。

ネームサーバー変更前の表示確認

サーバーをお引っ越しする時、最後にやることといえばネームサーバーの変更です。

ネームサーバーとは?

簡単に説明すると、ドメイン名から通信先のIPアドレスを割り出すための『名前解決』を行うサーバーのことです。

旧サーバーにたどり着くように設定されていたネームサーバー設定を、新サーバーにたどりつくように変更してあげる必要があります。

ここで注意することは、『ネームサーバー設定変更の反映は数時間~数十時間かかる』ということ。

お引っ越しが失敗していたら?

【WordPress】ドメインはそのままでサーバーを自力で移行する手順

お引っ越しする際は誰でも慎重に行うはずですが、万が一何らかの理由でお引っ越しが失敗していたらどうなるでしょうか?

ネームサーバー設定反映には数時間~数十時間、長いときで72時間近くかかる場合もあります。

つまり、お引っ越しがもしも失敗していた場合には、急いでネームサーバーを元に戻しても数時間~数十時間はサイトにアクセスできない状況が続いてしまいます。

そんな状況を防ぐためには、お引っ越し作業が完了したらネームサーバーの設定を変更する前に、『hostsファイル』を使ってお引越し先新サーバーに複製したサイトに実際にアクセスし、表示確認をしておくことが重要です。

hostsファイルとは?

『てきとう』に書く時の注意点

もともとインターネットとはアメリカが1960年代に軍事用に開発した通信網『ARPAnet(アーパネット)』が元祖。

当時から通信先を指定するにはIPアドレスが用いられてましたが、もちろん数字の羅列をいくつも覚えるのは大変なので、現代のドメインと同じ様に『文字列』で通信先を指定していました。

しかし当時はネームサーバーというものは存在しておらず、『hosts』というファイルをPC内に用意して以下のように記述することで、【文字列】を対象IPアドレスに変換して通信をしていました。

202.233.66.28 literacyboxes.com
172.217.161.68 google.com
182.22.25.124 yahoo.co.jp

つまり、hostsファイルというのはネームサーバーの先駆けというわけですね。

時代の変化に合わせてネームサーバーへ移行

当時は通信網に接続されている通信機器は数え切れる程度だったため、接続される機器が増えるごとにhostsファイルに書き足していくだけで管理も簡単でした。

しかし、時代とともにARPAnetは軍事用から民間用に整備が進み、接続される通信機器も増え始めたためhostsファイルでの管理が困難に。

そこで誕生したのが【ネームサーバーを使った名前解決の仕組み】というわけです。

hostsファイルはまだ生きている

そんなこんなでhostsファイルは次第に使われなくなりネームサーバーに移行されましたが、今でもhostsファイルというものはPC内に残されています。

hostsファイルに記載されている名前解決はネームサーバーよりも優先されます。

ここまで知るとなんとなく想像ができているかと思いますが、このhostsファイルを使うことで強制的に対象ドメインで接続する先を新サーバーへ向けることができます。

つまり、hostsファイルを使えばネームサーバーを確認せずにお引越し先のサイトを見に行くことができるため、ネームサーバーの設定を変更する前に事前に新サーバーにお引っ越ししたサイト表示を確認することができるんです!

hostsファイル編集前事前確認

新サーバーIPアドレスを入手

hostsファイルを使ってドメイン名でのアクセス先を、ネームサーバー登録先とは違う指定した方向に向けるには、対象アクセス先のIPアドレスが必要になります。

つまり、旧サーバーから新サーバーへお引っ越しする場合、新サーバーのIPアドレスが必要になるということ。

契約しているサーバーのIPアドレスはサーバーパネルから確認できるので、先に確認しておきましょう。

ken
ken

当ブログが契約しているエックスサーバーのサーバーパネルを例に説明しますが、ほとんどのレンタルサーバーで流れは同じだと思います。

それでは、まずはサーバーパネルからデータベースにログインするので、まずはサーバーパネルにログインしてください。

Xserverをご利用の方はインフォパネルにアクセスして『サーバー管理』からサーバーパネルに移動します。

エックスサーバーインフォパネル

もしくは以下URLからサーバーパネルに直接ログインも可能です。


エックスサーバーサーバーパネル-【サーバー情報】をクリック

【サーバー情報】をクリック。


メモ帳を管理者権限で開く

『IPアドレス:xxx.xxx.xxx.xxx』を見つけてメモしておいてください。

変化を確認

新サーバーは旧サーバーの複製なので、確認をしたところでお引っ越し状況に問題がなければまったく同じデザイン、投稿記事が表示されてしまいます。

つまり、hostsファイルを使って強制的に新サーバーにコピーしたサイトを見に行っても、旧サーバーを見に行ってるのか新サーバーを見に行ってるのか判断がつきません。

そこで、旧サーバーの方へちょっとした変化を挿れておきます。

旧サーバーへちょっとした変化を追加

具体的には新サーバーへデータお引っ越しが完了した後に、旧サーバーで【新規投稿】を開いて適当に下書き保存を残しておきましょう。

WordPress等のCMSを利用している場合です。CMSを使用していない場合は、何らかのHTMLファイルを追加して旧サーバーだけで確認できるページを用意しておきましょう。

たったこれだけでOK。

これで旧サーバーには下書き保存がある状態、新サーバーには下書き保存がない状態なので、hostsファイルで新サーバーにアクセスした際に投稿一覧画面を確認すれば、旧サーバーなのか新サーバーなのか判断がつきますね。

hostsファイルの編集方法

hostsファイルを編集するにはWindowsとMacでファイルの配置場所が違うので、それぞれの手順で解説していきますね。

僕はWindowsユーザーなので、Windowsの説明だけ画像を使って詳細解説になります。ご容赦ください。

Windowsでhostsファイル編集

メモ帳を管理者権限で開く

まずはテキストエディタ(メモ帳)を管理者権限で開きます。

  1. 「Windowsキー」を押す
  2. 【Windows アクセサリー – メモ帳】を見つけてメモ帳を右クリック
  3. 【その他 – 管理者として実行】をクリック

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリック。


メニューバーから【ファイル - 開く】をクリック

メニューバーから【ファイル – 開く】をクリック。


上部ファイルパス表示の何も書かれてないところをクリック

上部ファイルパス表示の何も書かれてないところをクリック。

ファイルパスが直接入力できるようになるので、一旦全て消したら下記ファイルパスを貼り付けて『Enter』を押してください。

C:\Windows\System32\drivers\etc

指定したフォルダに移動したことを確認したら、右下の『テキスト文書』を『すべてのファイル』に変更します

上部ファイルパス表示で指定したフォルダに移動したことを確認したら、右下の『テキスト文書』を『すべてのファイル』に変更します。


【hosts】ファイルが表示されたはずなので、選択して『開く』をクリック

【hosts】ファイルが表示されたら選択して『開く』をクリック。


【新サーバーIPアドレス】半角スペース【ドメイン(ホスト名)】

下記を参考にしながら、最下部へ画像のように入力してください。(あらかじめ入力されている行には触れないでください!)

  • 新サーバーIPアドレス】半角スペース【ドメイン(ホスト名)
    • 例:172.217.31.164 literacyboxes.com

入力したら保存してください。

メモ帳は閉じないでそのまま開いておいてください!

Macでhostsファイル編集

Macでhostsファイル編集
  1. メニューバーから【移動 – フォルダへ移動】をクリック
  2. /private/etcと入力してEnter。または【移動】をクリック
  3. hostsファイルを探してデスクトップへコピー(/private/etc内では直接編集ができないため)
  4. デスクトップにコピーしたhostsファイルをテキストエディタで開き、最下部へ下記を参考に上の画像のように追記(あらかじめ入力されている行には触れないでください!)
    【新サーバーIPアドレス】半角スペース【ドメイン(ホスト名)】
    例:172.217.31.164 literacyboxes.com
  5. 保存したら/private/etcへファイルをコピーして上書き

確認してhostsファイルを元に戻す

これで対象ドメインにアクセスしてみると、旧サーバーではなく新サーバーに複製したサイトへアクセスされるようになりました!

サイトにアクセスしてみて、投稿一覧に旧サーバーで作っておいた下書きがあるか確認しましょう。

無ければちゃんと新サーバーへアクセスできているということですね。

hostsファイル編集時にブラウザが立ち上がってた場合は、一度全てのブラウザを閉じて、もう一度開いてください。ブラウザを再起動しないとhostsファイルは反映されません。

あとは新サーバーに複製したサイトの色んなページを確認して表記崩れがないか確認したり、WordPressの場合はプラグインが正常に動作してるかなど、様々な方向から確認して問題がないかチェックしておきましょう。

問題がなければ、先程hostsファイルに追加した行は削除して保存し、元の状態に戻しておきます。

これを忘れると、今後サイトにアクセス出来ない状況が発生することが想定されるので、忘れずに必ず元の状態に戻しておいてください!

ken
ken

重要なことなのでもう一度言います。hostsファイルは必ず元の状態に戻しておいてください!

そのままにして問題になると想定される状況
  • IPアドレスが変わる:サーバーのIPアドレスは固定されているとは限りません。定期的に変更される場合があります。hostsファイルではIPアドレスを元にドメインの行き先を指定してるので、IPアドレスが変わるとアクセスできなくなります。
  • サーバーお引っ越し:いつかまたサーバーをお引っ越しする時に『前にも引っ越しはやったことあるから大丈夫』と、hostsファイルを使った確認手順を飛ばしてネームサーバーの設定を変更してしまい、hostsファイルに残っている設定には気づかず、ネームサーバーの設定変更が反映されても強制的にお引っ越し前のサーバーへ飛ばされ続けることになり、問題箇所を発見できずにテンパることになります。

まとめ:ネームサーバー変更前確認

最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

ネームサーバー変更前確認
  1. hostsファイルを設定してネームサーバーを介さずドメインのサイトにアクセスする
  2. hostsファイルで確認する前に旧サーバーへちょっとした変更を加えておく
  3. hostsファイルを編集して確認作業が完了したら、hostsファイルは必ず元に戻す

ご紹介した内容を実践したなら、新サーバーへサイトを複製したあとにネームサーバーを変更することなく、スムーズに複製サイトの動作確認をすることができます。

hostsファイルはサーバー移管(移行)作業時以外ではほとんど使うことがないため、hostsファイルの編集手順を忘れがちになりますが、サーバー移管作業をする際はぜひ当ブログを思い出してこの記事を参考にしてください。

サーバーの移管手順は『【WordPress】ドメインはそのままでサーバーを自力で移行する手順』で解説してるので、検討中の方は併せて参考にしてください。

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