- 実際にブログを運用してみると、最初にいろんな意味を込めて取得したドメインとは方向性が変わってきたのでドメインを変更したい
- 扱う商品名(サービス名)が変わったのでドメインを変更したい
- ワードプレスでドメインを変更するには何からしたらいいのか全然わからない。どこか設定を変更するだけでできるの?
こんなお悩みを解決します!
この記事では、始めてドメイン変更に挑戦する方のために、全体の流れを大まかに解説していきます。
ドメインの変更作業は手順が多くてなかなかの大仕事になります。
だからこそ全体の流れを把握しておくことで、実際に作業をする時にスムーズに進められるようになりますよ!
記事の後半では、各手順を詳細に解説した記事へのリンクを手順通りに並べて用意してるので、全体の流れを把握したあとに手順通りに進めてドメイン変更にチャレンジしてください!(※現在一部準備中)
ワードプレスのドメインを変更する流れ
ドメインの変更は、データ内情報を新しいURLへちょっと変更すれば完了するものではありません。
ドメインを変更するということは、ワードプレスデータ全てを引っ越すということです。
そのため、ドメインを変更するにはなかなかの手間がかかって大変というのが現実です。
手順が多いためちょっと時間がかかりますが、スムーズにいけば数時間では完了できます!
初めてドメインを変更する時は、何から始めて、次に何をすればいいのか全然わからないと思うので、まずはこの記事で全体の流れを把握してください。
- 事前準備
- 新ドメインを用意(新規ドメイン取得 or サブドメイン or サブディレクトリ)
- 新ドメインでワードプレスを用意し、旧ドメインワードプレスから全データを移行
- 旧ドメインのデータベースデータを編集後、新ドメインへインポート
- ホームページ含む全記事、全固定ページで301リダイレクト設定
- Google Search Consoleで新ドメイン登録後、Googleにサイト移行通知
- GoogleアナリティクスのURL変更
- 新ドメインサイトのプラグインの設定を確認
順に解説していきますね!
事前準備
ワードプレスを引っ越すためには事前に以下の作業をしておくとスムーズに進みます。
- バックアップ取得
万が一どこかで失敗した際にも元に戻せるように、バックアップは必ず取得しておきましょう。 - データベースへのログイン情報を取得する
データベースへのログイン情報がわからない方は、【wp-config.php】をバックアッププラグインで取得してテキストで開くと確認できます。 - 旧ドメインサイトのプラグインを全て停止する
セキュリティプラグインやその他プラグインの影響により、データ移行がうまくいかない場合があるため、プラグインは念の為全て停止しておきます。
新ドメインを用意(新規ドメイン取得 or サブドメイン or サブディレクトリ)
新規でドメインを取得する場合、レンタルサーバーを契約している会社が提供しているドメイン取得サービスで取得するとスムーズですが、別でドメインを取得して利用することも可能です。
新規でドメインを取得したあとは、レンタルサーバーへ登録までしておきましょう。
サブドメインやサブディレクトリを利用する場合は、レンタルサーバーのサーバーパネル上から用意することができます。
新ドメインでワードプレスを用意し、旧ドメインワードプレスから全データを移行
ドメインの変更はワードプレスの全データを引っ越すことになるため、まずはデータを受け入れるために新ドメイン側でワードプレスを用意したあと、旧ドメイン側のワードプレス全データを移行します。
エックスサーバーではこの一連の流れをサーバーパネルの【WordPress簡単移行】から簡単に実行可能です。
他レンタルサーバーでも同様の機能を提供している場合がありますが、簡単移行サービスが使えないレンタルサーバーをご利用の場合は、SSH接続を利用して手動で移行します。
/*
旧ドメインのデータベースデータを編集後、新ドメインへインポート
全データの移行でデータベース情報も全て移行されますが、記事内に貼り付けた画像のファイルパス(画像がサーバー内のどこに保存されているか)やURLは旧ドメインのままになっています。
このままでは、いずれ旧ドメインを削除した際に記事内の画像が全て表示されなくなってしまいます。
なので、新ドメインのデータベースデータをバックアッププラグインを利用してダウンロードしたあと、旧ファイルパス・旧URLを全て新ファイルパス・新URLで置換します。
編集が完了したら、サーバーパネルからデータベースへログインし、編集したデータベースデータをインポートします。
*/
ホームページ含む全記事、全固定ページで301リダイレクト設定
データベースデータの編集・インポートまで完了した地点で、ドメイン変更によるサイトのお引越しは完了しているため、旧ドメインと同じ内容でサイトが表示されるようになっています。
しかし、このままでは新ドメインのサイトはSEO上最悪なコピーサイト状態となるため、旧ドメインサイト側で【301リダイレクト】を設定する必要があります。
リダイレクトとは、旧URLをにアクセスしてきた人を新URLに自動的に飛ばす設定のことで、301リダイレクトは【恒久的な移動】を表し、サイトが完全に移行したことを示します。
こうすることで、検索エンジンから新ドメインサイトはコピーサイトではなく、旧ドメインから移行した新ドメインと判断されるようになります。
リダイレクトの簡単な設定方法はプラグインを使うか、テーマによっては記事編集画面で設定することができます。
Google Search Consoleで新ドメイン登録後、Googleにサイト移行通知
リダイレクトまで完了したら、『サチコ』でお馴染みのGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)で、Google検索エンジンに対して『アドレスが変更になりました(サイトが移行しました)』とお知らせすることで、これまでのSEO評価を新ドメインにスムーズに移行することができます。
301リダイレクトを設定していれば、いずれは検索エンジンも認識はしますが、検索エンジンが認識するまでの間は旧ドメインのサイトが検索エンジンに表示されたままです。
なので、手動で通知して新ドメインにSEO評価を引き継ぐことで、早期に旧ドメインは検索エンジンから消えて新ドメインが検索エンジンに表示されるようになりますよ!
事後作業
ここまで完了したらもうほとんど終了です。
Googleアナリティクス
あとは、アクセス数を把握するためにほとんどの方がGoogleアナリティクスを利用していると思いますが、ドメインを変更したらアナリティクスに登録しているURLまで変更しておきましょう。
数クリックで変更は完了するため簡単です。
プラグイン
事前準備で停止していたプラグインは移行先でも停止されたままなので、有効化しておきましょう。
また、簡単移行機能でプラグインの設定情報までそっくりそのまま移行されてますが、セキュリティプラグインやバックアッププラグインなどは、ファイルパスと密接に関連しているため、ドメインが変更されたら再設定が必要な場合がほとんどです。
念の為、全プラグインの設定内容を確認しておくことをおすすめします。
WordPressテーマ
また、ワードプレステーマの設定情報も正確に移行されていない場合があるため、念の為再確認しておきましょう。
以上でドメインの変更作業は完了です!
なかなかの手順の多さでビックリしたと思いますが、流れを理解すれば意外と大した作業はありません。
全体の流れを把握したら、実際にドメイン変更にチャレンジしてみましょう!
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- 新ドメインにワードプレスをインストールして旧ドメインから全データを移行
- 新ドメインに合わせてデータベースデータを修正
- 旧サイトの前ページに301リダイレクトを設定
ご紹介した内容を理解しておけば、実際にドメイン変更にチャレンジする時は効率よく進めることができるようになりますよ!
ドメイン変更は手順が多くて大変ですが、最後まで諦めずに頑張りましょう!
以降に、当ブログで各手順について詳細に解説した記事を手順どおりに並べているので、流れに沿って確認しながらドメイン変更を進めてください。
ドメイン変更手順の解説記事
まずは事前準備。
プラグイン全停止は簡単なので解説は割愛します。
バックアップの取得手順は以下の記事をご覧ください。
事前準備が完了したら、次はドメインの追加。
ドメインを用意したら、次は旧ドメインから新ドメインにデータを移行します。
データの移行が完了したら、次はデータベースデータの編集です。
データベースデータ反映後は、リダイレクト設定をしてSEO評価を守ります。
リダイレクト設定まで完了したら、Google Search Consoleから検索エンジンにアドレスが変更となったことを通知します。
あとは事後作業(Googleアナリティクス・プラグイン・WordPressテーマ)までやって完了です!
お疲れさまでした。
▼ コメント ▼