- ドメインを変更したいけど、リダイレクトってどうやるの?
- テーマ『cocoon』の機能でリダイレクトができるって聞いたけど、どこで設定するの?
- プラグインで簡単にリダイレクト設定する方法が知りたい
こんなお悩みを解決します!
この記事では、普段めったに使うことがないWordPressでのリダイレクト設定方法について解説します。
結論から言うと、WordPressでリダイレクト設定を使うにはプラグインを使う方法が1番簡単ですが、テーマ付属機能を併用するほうが楽だったりします。
この記事で紹介する方法で僕は実際にドメイン変更でリダイレクト設定が必要になった時、20分程度で全記事、全ページのリダイレクト設定が完了しました。
リダイレクト設定はめったにつかう機会はありませんが、いざという時設定し忘れると大変なことになるため、なんとな~くでも覚えておきましょう!
WordPressでリダイレクトを設定する方法
WordPressでリダイレクトを設定する方法は主に以下3つがあります。
- PHPコード
- .htaccessファイル
- プラグイン
- テーマ付属機能
この中で上2つ『PHPコード・.htaccessファイル』は初心者にはちょっと難しい上、.htaccessファイルの設定はちょっと誤るとサイト全体にアクセスできなくなってしまう可能性もあるため、おすすめしません。
リダイレクト設定をするなら下2つの『プラグイン・テーマ付属機能』を利用しましょう!
まずはテーマの機能を確認
もっとも手軽で簡単な方法は、WordPressで利用しているテーマにリダイレクト機能が付属している場合です。
リダイレクト設定をしようと思った時は、まずはテーマの機能を確認してみましょう!
とは言ってもリダイレクト機能を実装したテーマはなかなかありませんが、無料の高機能テーマとして超大人気の『cocoon』にはリダイレクト機能がデフォルトで実装されています!
テーマ『cocoon』の機能を使えば、編集画面でリダイレクト先URLを入力するだけで、リダイレクトさせることができますよ!
テーマ『cocoon』のリダイレクト機能の使い方
cocoonでリダイレクト機能を利用するのは超簡単!
編集画面でURLを入力するだけで設定できちゃいますよ!
編集画面右側に『リダイレクト』という項目があるので、ここにリダイレクト先URLを入力するだけで!
たったそれだけでリダイレクト設定が完了するため、知識のない初心者でも簡単ですね!
テーマ『cocoon』のリダイレクト機能の懸念点
cocoonのリダイレクト機能の使い方はとっても簡単!ですが、以下2点の懸念点があります。
- ホームページは対応していない
- 301リダイレクトしかできない
- 記事を削除すると無効になる
ホームページは対応していない
投稿編集画面や固定ページ編集画面からURLを入力するだけで簡単に設定できますが、実はホームページ(サイトトップページ)のリダイレクトをさせる機能がありません・・・。
そのため、ドメイン変更によるリダイレクト設定が必要な場合は、プラグインを併用することをおすすめします。
301リダイレクトしかできない
また、簡単にリダイレクト機能を設定できるとは言っても、301リダイレクトに限られており、302リダイレクトは設定できないため、302リダイレクトを利用したい場合もプラグインを利用したほうがよさそうですね。
リダイレクトの種類については『リダイレクトとは?【種類・必要な状況・適切な使い分け方】を解説!』を参考にしてください。
記事を削除すると無効になる
編集画面に付属の機能を使うため、記事を削除すると無効になってしまいます。
ただし、ステータスを『下書き』にするだけでは無効になりません。
WordPressでリダイレクト設定するならプラグイン【Redirection】
WordPressのテーマ付属機能以外でおすすめの方法が、プラグイン【Redirection】を使う方法です。
cocoonのリダイレクト機能ではリダイレクト設定に制限がありましたが、プラグインなら301リダイレクトはもちろん、302リダイレクトも設定できるし、ホームページでも投稿ページでも柔軟にリダイレクト設定をすることができます。
【Redirection】の使い方
まずはインストール!
【プラグイン – 新規追加】へ移動し、右上の検索欄へ『Redirection』と入力してください。
表示されたら、インストールして有効化までしておきましょう。
【ツール – Redirection】から設定画面へ進みます。
以下項目に入力します。
- ソースURL:リダイレクトをさせたい投稿や固定ページ、トップページのURLを入力
- ターゲットURL:リダイレクト先URLを入力
入力したら歯車マークをクリック。
より詳細に、『一致と判断するための条件』や『一致した時の動作』を指定できる詳細設定項目が表示されますが、通常のリダイレクトなら赤枠内だけを変更するだけでOKです。
301~308まで様々なリダイレクトがありますが、基本的に使うのは以下2つになります。
- 301:ドメイン変更等により永久的にURLが変更になる
- 302:メンテナンス等により一時的にURLが変更になる
いずれかを選択したら、『転送ルールを追加』をクリック。
これだけで完了です!
リダイレクト設定の有効性確認
リダイレクトを設定した該当ページへアクセスするとすぐに自動的にリダイレクト先へ飛ばされてしまうため、ページソースを確認してリダイレクト設定を見てみるということができません。
WordPressだとPHPでページが生成されるため、元データを確認することも不可能です。
そこで、リダイレクト設定を確認するためのツールがWEB上で公開されています。
リダイレクト設定後に実際に301または302の意図した設定が反映されているか確認したい時は、以下のツールを利用してみてください。
実際に使ってみると以下のような感じで301なのか302なのか、ステータスも含めてちゃんとリダイレクト設定がされているか確認することができます。
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- WordPressのリダイレクトはテーマ付属機能かプラグイン『Redirection』を使う
- テーマ『cocoon』のリダイレクト機能は302やホームページのリダイレクトができない
- プラグイン『Redirection』なら柔軟に細かくリダイレクト設定ができる
リダイレクト機能を使うことはほとんどありませんが、知ってればいざという時に必ず役に立ちます。
WEBサイトを運用するならリダイレクトは基本的知識でもあるので、しっかりと覚えておきましょう!
特にドメイン変更時はリダイレクト機能は必須となります。
ドメイン変更の流れは以下の記事で詳細に解説しているので、ぜひご覧ください。
ワードプレスでドメインを変更する時は、まずは全体像を把握しよう!
ドメイン変更作業中でリダイレクト設定を全て完了したという方は以下の記事を参考にGoogle Search Consoleからアドレス変更通知をしてください。
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