- WordPressインストールまで完了したけど、最初にやることってある?
- さっそく記事を書いてもいいの?
- 管理画面、意味がわからない!
こんなお悩みにお答えします。
この記事ではワードプレスを使い慣れている人ならインストール完了後に必ず最初に設定している初期設定を解説!
これからご紹介する初期設定は、これまで10個以上のWordPressを使ったサイト制作(ブログや企業サイト)を手掛けてきた筆者が実際にWordPressインストール完了後にまず最初にやることです。
主な初期設定の流れを上げると以下の4つとなりますが、この記事では①番目のワードプレス全体の基本設定について解説していきます。
- 管理画面【設定】メニューからワードプレス全体の基本設定(内部)
- プラグインを利用した追加機能による基本設定(内部)
- 管理画面【外観】メニューからワードプレス全体の見た目に関する基本設定(外観)
- 各テーマに付属している基本設定(外観・内部)
始めてワードプレスの管理画面にログインしたという方のために、前半では管理画面の基本構成について簡単に解説し、後半でワードプレス全体の基本設定(設定項目7個)について解説していきます。
また、最後におすすめプラグインの紹介ページへのリンクもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※管理画面の解説は必要ないという方は、目次から【ワードプレス全体の基本設定】に進んでください。
ワードプレス管理画面の基本
最初にやることは全て【設定】メニューからの操作となりますが、始めてワードプレスの管理画面を見たという方のために、まずは簡単に管理画面各メニューの解説します。
今のところはなんとなくでOKなので、とりあえず全体像を把握してください。
ワードプレスは、設定も記事の投稿も全て管理画面にログインすることから始まります。
この記事で解説する最初にやることリストも全て管理画面上からの設定となるので、まだログインしていない場合は、ログインしてください。
ログイン画面はサイトごとにURLが異なるので、レンタルサーバー管理画面上から確認するか、以下URLをコピペして【独自ドメイン】部分にあなたが取得したドメインに置き換えてアクセスしてください。
https://独自ドメイン/wp-admin/
※当サイトの場合:https://literacyboxes.com/wp-admin/
ダッシュボード
ワードプレスの管理画面にログインすると、まず表示されるのが【ダッシュボード】です。
【ダッシュボード】とは、簡単に説明するとログインしているワードプレス全体の状態を簡易的にまとめたページです。
投稿やコメントの件数などを表示していたり、設定によってはアクセス数を簡易的に表示できる場合もあります。
投稿
文字通りですが、記事を投稿するためのページです。
インストールした時点では、サンプルとして『Hello world!』というタイトルの記事がありますが、必要ないので削除してください。
記事を分類分けするためのカテゴリやタグの設定もすることができます。
メディア
サイトで使用するための画像や動画を管理するページです。
画像や動画のアップロードや削除、ファイル名やAlt属性の編集などが可能です。
固定ページ
継続的に増えていく仕組みで構成されている投稿記事とは違い、固定ページはお問い合わせやプライバシーポリシーなど、一度作ったら基本的に放置するようなあまり手を加えないページを作ります。
そのため、投稿のようにカテゴリやタグとうい概念がないため、カテゴリやタグの設定項目はありません。
インストールした時点では、サンプルとして『サンプルページ』というタイトルのページがありますが、必要ないので削除してください。
『プライバシポリシー』は残しておいてください。
コメント
記事にコメントがあった場合、この【コメント】メニューで管理できます。
外観
【外観】メニューでは、サイト全体のデザインテンプレートとなるテーマを変えたり、メニューバーやサイドバー、フッターなどの見た目に関わる部分を設定するためのメニューです。
始めてサイトを作成する人にとってはワクワクしそうなメニューですね。
プラグイン
ワードプレスは、プラグインと呼ばれる拡張機能を追加することで、自分なりにカスタマイズしながら一つのサイトを作ります。
数え切れないくらいのたくさんのプラグインがあり、サイト表示高速化、セキュリティ強化、バックアップや画像容量圧縮など、ワードプレスをより効率的に使えるようにすることができます。
ワードプレスインストール完了時点で2つ(エックスサーバーの場合は3つ)のプラグインがインストールされてますが、『Hello Dolly』というプラグインは不要なので削除しちゃってください。
ユーザー
複数人で管理する場合や、会員制サイトを作成する場合にユーザーを管理するためのメニューです。
ログイン用パスワードを変更する画面にもなるので、使うことはほぼないですが覚えておくといいでしょう。
ツール
外部ブログサービスから、投稿データを移行するためのツールが用意されていたり、サイトのセキュリティ面等から見た健康状態を表したりしています。
ワードプレスは5年以上使用してますが、ツールの基本設定は一度も使ったことがないのでこちらは今後も気にしなくていいです。
ただ、追加するプラグインによっては【ツール】メニュー下にプラグインの設定項目が表示される場合があるので、プラグイン追加時に都度確認してみてください。
設定
サイトのタイトルや、記事のURL生成ルール、コメントの制限など全体的な設定項目になります。
この記事で解説する本題がこちらのメニューになります。
なお、追加するプラグインによっては【設定】メニュー下にプラグインの設定項目が表示される場合があるので、プラグイン追加時に都度確認してみてください。
ワードプレス全体の基本設定
お待たせしました。ここからが本題です。
WordPressで最初にやることは冒頭でも説明したとおり、主に以下の4つ!
- 管理画面【設定】メニューからワードプレス全体の基本設定(内部)
- プラグインを利用した追加機能による基本設定(内部)
- 管理画面【外観】メニューからワードプレス全体の見た目に関する基本設定(外観)
- 各テーマに付属している基本設定(外観・内部)
全ての設定が完了してようやく『見た目・機能(作業効率)・セキュリティ対策・SEO対策』が整い、公開できるレベルとなります。
①番目の管理画面【設定】メニューから行う設定は、ワードプレスを使い慣れている人ならインストールが完了したらとりあえず先に設定しておく最低限必要な共通設定。
しかし、②~④番は好みのデザインに合ったテーマ選びや構築したいサイト環境によってインストールするプラグインが異なるなど、人それぞれです。
ということで、この記事では①番の【設定】メニューで行う初期設定を解説していきます。
一般
- WordPress アドレス (URL)
WordPressがサーバーにインストールされている場所を指します。
独自ドメインを指定してインストールしていれば、独自ドメインが表示されているはずです。 - サイトアドレス (URL)
サイトのトップページの指定です。
基本は上記のWordPressがインストールされている場所が指定されており、基本的にそのままでOKです。
いずれも初期値の独自ドメインの指定のままで大丈夫ですが、SSL通信となるように以下の通り一部変更します。
[変更前] http://literacyboxes.com/
[変更後] https://literacyboxes.com/
※『https』を指定してサイトにアクセスすると通信が暗号化通信となり、保護されます。
※事前にサーバー側でSSLの設定が完了している必要があります。
ただ、ここでの設定はサイトの基本URLを指定しただけで、意図的に『http』を指定してアクセスすることもできる状態です。
Googleが暗号化通信(SSL)を推奨していることからもSEO的にいかなるアクセスも全てhttpsにしておくことが望ましいので、『http』でアクセスしても『https』にリダイレクトする設定をしておくといいでしょう。
リダイレクトの設定方法については別記事で紹介しますね。
- 日付形式・時刻形式・週の始まり
あまり重要ではありませんが、とりあえず好みに合わせて設定しておきましょう。
僕の設定はいつも以下の通りです。
[日付形式] カスタム:Y/m/d プレビュー:2021/07/14
[時刻形式] カスタム:A g:i プレビュー:PM 1:25
[週の始まり] 日曜日
以上の設定が『【設定】- 一般』でやっておくべき設定です。
最後に左下にある【変更を保存】をクリックして設定を保存します。
投稿設定
特に設定しておくべき内容はありません。
表示設定
ここも特に設定しておくべき内容はありませんが、重要な箇所があるので念の為。
- 検索エンジンでの表示
ここにチェックが入っているとGoogleやYahoo!などの検索エンジンにサイトが登録されなくなります。
つまり、検索しても出てこなくなるので、せっかく作ったサイトが誰にも見られないという事態になってしまいます。
デフォルトではチェックが付いてませんが、万が一チェックを付けてしまってた場合はすぐに外しましょう!
ディスカッション
- コメント表示条件
コメントを記事に表示させるかどうかを管理者が判断することができるようにします。
デフォルトではチェックが付いておらず全てのコメントが無条件で表示されるため、悪質ないたずらコメントなども表示されてしまいます。
そのためこちらをチェックしておくことで管理者が承認したコメントのみ表示されるようになります。
最後に左下にある【変更を保存】をクリックして設定を保存します。
メディア
特に設定しておくべき内容はありません。
パーマリンク設定
- 共通設定
サイト全体のURL構造の設定です。
つまり、記事を投稿した場合にどのようなURLにしたいかということです。
デフォルトでは【日付と投稿名】となっているはずですが、【投稿名】を選択しておきましょう。
最後に左下にある【変更を保存】をクリックして設定を保存します。
パーマリンクの考え方については別記事で詳細に解説したいと思いますが、ちょっとだけ簡単に解説します。
GoogleではURL構造について以下のように述べています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
シンプルな URL 構造を維持する
デフォルトの【日付と投稿名】もそこそこシンプルなのでさほど問題ないように思いますよね。
しかし、WordPressでは記事編集画面で投稿日を修正することができ、今後何かしらの理由で一度公開した記事の投稿日を変更したいことがあるかもしれません。
その場合、URL構造まで変更されてしまい、Google検索エンジンに再度登録されるまで時間がかかるだけでなく、複数の記事にリンクを張っている場合は全て修正する必要があります。
そのため、効率面およびSEOの観点からも公開されたURLは変更するべきではないので、今後記事を編集することも考慮した上で、影響を受けないURL構造にしておくといいでしょう。
何より、利用者目線で見るとパット見て分かりやすいですよね。
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- サイトURLをSSLを対応の『https』に変更
- 検索エンジンでの表示設定を念の為確認
- コメントは管理者が承認した場合のみ表示されるように設定
- パーマリンクはシンプルに分かりやすく『https://独自ドメイン/投稿名』にする
ご紹介した内容で設定が完了すれば、基本的な設定は完了です。
設定項目は以外と少なく、内部的な設定ばかりで特に見た目が変わるわけでもありませんが、この記事で紹介した設定は基本中の基本であり、SEOにも関わる重要な設定です。
今後サイト数を増やしたりでワードプレスを再度インストールすることがあれば、真っ先に設定の確認・変更をしましょう。
次のステップはプラグインの追加!
適切なプラグインを追加することでSEO対策やセキュリティ対策をすることができます。
まずは以下の記事を読んでプラグインのメリットやデメリットなどの特徴、インストールする際の注意点を理解しておきましょう。
以下の記事では当ブログでも実際に利用しているプラグイン全14個ご紹介!
ぜひ参考にしてください。
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