- WordPressで作ったブログ記事の表示スピードが遅い
- キャッシュ機能ってどうやって使うの?
- キャッシュプラグイン【W3 Total Cache】の設定が難しい
こんなお悩みを解決します!
この記事で解説するキャッシュ機能を理解することで、Webページを今よりもっと早く表示させる仕組みを理解することができます。
また、後半ではWordPressでキャッシュ機能を利用するためのプラグイン【W3 Total Cache】の当ブログでの設定内容を公開しているため、同じように実践し、自サイトに合わせてカスタマイズしていけば、今よりも確実に表示スピードが上がりますよ!
表示速度を向上させることはユーザー満足度にもつながるだけでなく、GoogleからのSEO評価も上がるため、しっかりと対策しておきましょう!
キャッシュとは?
キャッシュとは、Webサイトの表示速度を向上させるための機能のことです。
サーバーから情報を取り出す際、都度必要な情報を各所から集めていては効率が悪く毎回時間がかかるため、一時的にまとめておいて次回情報を要求された時にはまとめておいた情報を渡すことで、情報をかき集める時間を節約します。
ちょっと難しいので、図を見ながら解説していきます!
キャッシュの仕組み
通常、PCやスマホからWebサイトを見る時の流れは、以下のとおりです。
- PCやスマホからサーバーへWebページを要求
- サーバーは要求されたページの各構成情報(HTML/CSS/JavaScript/PHP…etc)を各保存場所からかき集める
- かき集めた情報を基にページを生成
- 要求元へ生成したページ情報を送信
キャッシュ機能を利用しているサーバーでは、Webサイトの要求が来た時の流れは以下のようになります。
【1回目の要求】
- PCやスマホからサーバーへページを要求
- サーバーは要求されたページの各構成情報(HTML/CSS/JavaScript/PHP…etc)を各保存場所からかき集める
- かき集めた情報を基にページを生成
- 要求元へ生成したページ情報を送信
- 生成したページをサーバー内キャッシュ保存スペースに一定期間保存
【2回目以降の要求】
- PCやスマホからサーバーへページを要求
- 前回要求時に保存しておいたキャッシュ保存スペースから該当ページの生成済みページ情報を取り出す
- 要求元へ生成したページ情報を送信
キャッシュを使用していれば、要求されるたんびに情報をかき集める必要がなくなり、予め用意しておいたデータを送信するだけで済むため、ページの表示速度が大幅に改善されるということです。
実際のお買い物を例に考えてみるともっとわかりやすいかもしれません!
- 商品の受注を受けてから生産して販売する方法(通常のWebページ要求)
- あらかじめ生産しておいた在庫から販売する方法(キャッシュ利用時)
WordPressでキャッシュを使う簡単な方法
WordPressでキャッシュ方法を使う簡単な方法としては、主に以下2つの方法があります。
- レンタルサーバー
- プラグイン
レンタルサーバー
レンタルサーバーが提供するサービスの一環として、キャッシュ機能を提供している場合があります。
当ブログが使用しているのはエックスサーバーですが、サーバーパネルからアクセスすると以下のように【高速化】という項目があり、そこから設定できます。
エックスサーバーのサーバーパネルから行う各種設定については以下の記事にて詳細に解説しています。
プラグイン
WordPressでキャッシュ機能を使うなら最も一般的な方法が、プラグインを使う方法です。
キャッシュ機能を提供するプラグインは様々な種類がありますが、僕がこれまでいくつか使用してきた中で、他プラグインやWordPressの動作等に影響が少なかったプラグインは『W3 Total Cache』です。
使用できるキャッシュの機能も多く、各種詳細に設定できるためおすすめのプラグインですよ!
- 最終更新: 11時間前
- 有効インストール数: 1百万以上
- 評価の平均: 評価4.5 (4,819件の評価に基づく)
(Google翻訳)
W3 Total Cache(W3TC)は、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の統合や最新のベストプラクティスなどの機能を活用して、Webサイトのパフォーマンスを向上させ、読み込み時間を短縮することで、サイトのSEOとユーザーエクスペリエンスを向上させます。
W3TCは、WordPress用の唯一のWebホストにとらわれないWebパフォーマンス最適化(WPO)フレームワークであり、10年以上にわたって世界中の何百万ものパブリッシャー、Web開発者、およびWebホストから信頼されています。 これは、WordPressWebサイトを最適化するためのトータルパフォーマンスソリューションです。
W3 Total Cache
W3 Total Cacheの設定
キャッシュ機能は深堀りすると複雑な仕組みなため、W3 Total Cacheの各設定項目に関する詳細解説はこの記事では割愛し、僕が実際に設定している内容を公開していきたいと思います。
ただ、キャッシュ機能はWordPressの設定状況や他プラグイン、ご利用のレンタルサーバーなど様々な機能が関係するため、僕と全く同じ設定にしたからといってその設定があなたのサイト運用に合っているかはなんとも言えません。
僕の設定はあくまでもこのブログが稼働しているすべての状況に合わせて設定した内容です。
あなたのブログに合わせた設定を求めるなら、一つひとつのキャッシュ機能を試しながら表示速度の確認をするほかありません。
とはいえ、その作業は面倒で時間もかかるため、とりあえず僕の設定を参考にするところから始めると近道になると思いますよ!
インストール・有効化
バックアップの取得が完了したら、さっそくインストールしていきましょう!
WordPress管理画面メニュー【プラグイン – 新規追加】へ進み、右上の検索欄へ『W3 Total Cache』と入力します。
表示されたら『今すぐインストール』をクリックして、そのまま有効化までしておきましょう!
初期設定ガイド画面
WordPress管理画面メニューに【パフォーマンス】というメニューが表示されたはずなので、クリックしてください。
この画面はインストールして最初だけ表示される画面で、流れに沿って進めていくだけで設定することができます。
ご自身の一つずつ確認しながら設定を進めていきたい場合は、画面に従って設定を進めてください。
僕の設定を参考にする場合は『SKIP』をクリックしてください。
一般設定
ページキャッシュ
圧縮
データベースキャッシュ
オブジェクトキャッシュ
ブラウザーキャッシュ
キャッシュ機能を使う際の注意点
先に案内したとおり、キャッシュはサイト内の様々な機能に影響する可能性があるため、事前にバックアップの取得がおすすめです。
また、同じキャッシュ機能をいくつも利用したからといってより早くなるわけではありません。
逆に機能が競合して思わぬトラブルにつながったり、上手く動作しなくなる原因となる可能性があります。
そのため、キャッシュ機能を使う際は以下の点に気をつけてください。
- レンタルサーバーのキャッシュ機能を止める
- キャッシュ系プラグインは一つだけを利用する
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- キャッシュ機能とはページ構成情報をひとまとめに保存しておいて、要求があればまとめておいたデータを返す機能
- レンタルサーバー提供機能かプラグインで実装する
- キャッシュ機能導入前は念の為バックアップを取得しておく
- キャッシュ機能はサーバーやWordPressの設定、導入している他プラグインの状況により合う合わないがあるため、確認しながら設定を進める
ご紹介した内容を実践したなら、今よりもページの表示スピードがアップし、ユーザーもストレス負担なくサイトを利用できるようになったはずです!
表示スピードをアップさせる方法には他にも画像圧縮機能を利用する方法もあります。
画像圧縮機能については以下の記事で詳しくまとめてるので、ぜひご確認ください!
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