- 「検出 – インデックス未登録」ってでてるけど、どういうこと?
- 「検出 – インデックス未登録」を無くすにはどうしたらいいの?
- 気づいたら「検出 – インデックス未登録」が急増してた!
こんなお悩みを解決します!
この記事で解説する「検出 – インデックス未登録」の改善方法を実践して減らすことができれば、インデックスされるページが増え、アクセス数につながる可能性があります。
現在(2021年9月2日)僕が調査して原因と対策を調べ上げ、実際に実践中の内容となりますので、ぜひ確認して参考にしてください。
これからご紹介する「検出 – インデックス未登録」 を改善する方法というのはSEO対策にもつながるため、ブログを運用している方なら見ておいて損はないはずです。
【検出 – インデックス未登録】とは?
「検出 – インデックス未登録」とは、Googleはページが存在することを認識はしてますが、まだクロールはしておらず検索エンジンへの登録の段階までは進んでいない状態のこと。
記事を公開したあとにXMLサイトマップをGoogleに送信することで、ほとんどの場合でGoogleはすぐにページを認識し、まずは「検出 – インデックス未登録」の状態になります。
それからしばらく時間が経つとクローラーがサイトを訪れてページ情報を収集し、順調に行けば数時間~数日後には検索エンジンに登録されるわけです。
しかし、何らかの問題があると「検出 – インデックス未登録」の状態から動かなくなります。
最初に発見した時
僕がこの「検出 – インデックス未登録」に気づいたのは「2021年7月26日」のこと。
Google Search Console内のあらゆる箇所をくまなくクリックしながら、サイト状況をチェックしてた時に「検出 – インデックス未登録」を発見!
当初確認できたインデックス未登録の記事は全部で5つでした。
とりあえず、『インデックス登録をリクエスト』を実行して様子を見ることに。
約1ヶ月後
『インデックス登録をリクエスト』を実行した翌日から、1日1記事3,000文字以上で記事を書く日々が始まり、日々の忙しさから「検出 – インデックス未登録」のことはすっかり忘れてました。
そして2021年9月1日、久しぶりにGoogle Search Consoleを確認していると、「検出 – インデックス未登録」の件数がえげつないことに!
なんと28件が未登録。
1日1記事を継続して当記事でちょうど【60記事】となりますが、半分はインデックス未登録状態。
これじゃ毎日記事を書いてる意味が半減・・・泣けてきます。
そして、約1ヵ月前に『インデックス登録をリクエスト』を実行していましたが、当時実行した該当ページは未だ「検出 – インデックス未登録」の状態で、何も変わらず。
ということで、これは大変だと思い調査した原因と対策について解説していきます。
確認手順
まずは「検出 – インデックス未登録」の確認方法から。
- Google Search Consoleを開いて左メニュー【カバレッジ】をクリック。
- 表示された画面の『除外』をクリック。
ページ下部へと進み、「検出 – インデックス未登録」をクリック。
「検出 – インデックス未登録」の件数と未登録のページが表示されました。
ここでどのURLがインデックス登録されていないのか確認しておきましょう。
僕なりの調査結果
色々なサイトを回って調べていると、どうやら2021年5月以降から多くのサイトで「検出 – インデックス未登録」が急増しているようです。
また、これまでにも何度か「検出 – インデックス未登録」が急増することがあったようで、主にGoogleアップデートの前後に発生することがあるようです。
新しいアルゴリズムが厳しくてなかなか登録されなくなるのか、アップデート前後でクローラーの動きを制限したりシステムが不安定なのか、理由は定かではありません。
しかし、2021年7月1日にGoogleはコアアルゴリズムアップデートを開始したため、もしかするとこれが起因なのかな?と思いました。
ただ、アップデートが原因による一時的なものならしばらく放置しておけば自然とインデックス登録されていく可能性もありますが、Googleが公式に「検出 – インデックス未登録」について障害等の発表をしているわけではないため、確実性はありません。
なので、とりあえず今できることをしておこうと思います。
原因と対策
アップデートが起因である可能性はとりあえず置いといて、仮にGoogle検索エンジンが正常であった場合でも「検出 – インデックス未登録」が改善されない状況というのは実際に存在します。
なので、そもそも「検出 – インデックス未登録」とならないようにするための原因と対策をご紹介します。
- サイトへの過負荷
- 内部リンク不足によるページの低評価
- コンテンツ(記事)が低品質
順に解説していきますね。
サイトへの過負荷
Googleは「検出 – インデックス未登録」というステータスについて、公式ページでは以下のように解説しています。
ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
インデックス カバレッジ レポート | 検出 – インデックス未登録
サイトが過負荷状態だとクローラーがサイトを巡回して情報を収集できないようです。
そのため、サーバーはできるだけ負荷をかけずにブログを運用する必要があり、サーバーの負荷を抑えると表示スピード向上に繋がるため一石二鳥です。
ユーザーのためにもなるため、SEO対策につながりますね。
解決策
すぐにできる解決策として、以下3つがあります。
- プラグインの設定見直し
- 表示速度向上施策
- レンタルサーバーのプランアップ
プラグインの設定見直し
まず各プラグインの見直し。
プラグインの中にはバックグラウンドで常に稼働していてサーバーに負荷をかけるものがあったりするため、ちょっとした設定の違いで負荷を抑えることができる場合があります。
また、バックアッププラグインもバックアップ取得中はサーバーの負荷が上がるため、見直したほうがいいでしょう。
例えば、バックアッププラグイン【BackWPup】のサーバー負荷を考慮した設定は以下の記事で解説しています。
【BackWPupの使い方】サーバー負荷を意識したジョブ設定手順
また、リンク切れをチェックするためのプラグイン【Broken Link Checker】のサーバー負荷を考慮した設定は以下の記事。
サーバー負荷を考慮!Broken Link Checkerの設定手順
このように、設定を見直すことでサーバー負荷を抑えることができる場合があります。
あなたがご利用中のプラグインの設定を改めて見直してみましょう。
表示速度向上施策
表示速度を向上させる対策を行えばサーバーの負荷軽減にもつながります。
SEO対策にもつながるため、『表示速度のことはあまり考えたことなかった』という方は、早めににやっておくことをおすすめします。
表示速度を向上させる施策といえば、まず思い浮かぶのは『キャッシュプラグイン』を利用する方法。
ただし、キャッシュ系プラグインは場合によってはサイトの表示が崩れたり、ひどい場合は表示されなくなることもあるため、設定は念の為慎重に進めてください。
キャッシュ系プラグインで有名な『W3 Total Cache』の設定手順は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
キャッシュプラグイン【W3 Total Cache】の設定手順
キャッシュ機能を利用する他に、簡単な表示速度向上の方法として画像圧縮があります。
記事内に使う画像の容量を削減することでユーザーの通信量を抑える効果がありますね。
サーバー内で扱う画像の容量が小さくなれば、それだけサーバー負荷軽減につながるため有効な手段です。
画像圧縮については以下の記事で解説しています。
レンタルサーバーのプランアップ
最終手段というか、もっとも手軽なサーバーの負荷を軽減させる方法はレンタルサーバーの契約プランをアップさせる方法。
スペックが上がればそれだけサーバー負荷も軽減されるため、1番有効な手段かもしれません。
しかし、個人でブログを運用してる方にとってプランを上げるのは正直なところ現実的な解決策ではないですね。
それにエックスサーバーの1番安いプランでも月間数万PV程度なら問題なくブログは稼働するので、この対策は一部の方だけが状況に合わせて考えると良いかと思います。
内部リンク不足によるページの低評価
内部リンクとは、記事内から別記事へのリンクのことです。
本文内のリンクはもちろん、ヘッダーメニューやフッターメニュー、サイドメニュー等にあるリンクも含まれますが、重要なのは本文内のリンクですね。
内部リンクをしっかりと設置することで、ユーザーの離脱防止につながり回遊率をアップさせるだけでなく、クローラーがよりサイト内を巡回しやすくなるため、SEO対策としても重要視されています。
また、記事内の内部リンクの数は重要なページかどうかという判断基準にもなります。
つまり、逆に考えると内部リンクが少ないページはあまり重要ではないページと判断されてしまう可能性があります。
あまり重要ではないページと判断されてしまうと、クローラーは積極的に巡回しなくなってしまい、「検出 – インデックス未登録」の状態から動かなくなる原因につながってしまうのです。
内部リンクを増やして対策【内部リンクの最適化】
対策方法はもちろん内部リンクを増やすこと。
しかし、適当に増やしてもダメです。
必ず関連のある記事へのリンクを貼るようにしましょう。
一度これまで作成した記事をざっと見直して、『この記事とあの記事が関連があるな』と確認した上で記事を修正していくと効率がいいかもしれません。
また、よりインデックスされたい重要な記事は、自然形で他記事と関連性をもたせた上でリンクを貼る数を増やしてみるといいです。
カテゴリーを増やしたらメニューも必ず追加する
内部リンクの中にはヘッダーメニュー、フッターメニューも含まれるわけですが、ついついやってしまいがちなのが、『カテゴリーを増やしてメニュー増やさず』という状況。
僕はよくやってしまいます。笑
メニューにカテゴリーを設定するのは一般的ですが、カテゴリーを新規追加してもメニューに手動で追加しない限りメニューには表示されないため、カテゴリー配下の記事をなかなか辿れなっちゃいます。
ブログを運用したばかりの時はちょこちょこカテゴリーを新規追加することもあると思うので、定期的にサイトメニューを確認し、新しく追加したカテゴリーをメニューに足していくようにして、内部リンクを整理しておくように心がけておきましょう。
コンテンツ(記事)が低品質
誰の悩みも解決できていないような記事や、他サイトの記事をコピーして作ったりすると、低品質なコンテンツは『検索エンジンに表示させる必要なし』と判断されてしまいます。
『誰かのために』と真剣に書いても低品質と判断されてしまっている場合もあるため難しいところですが、ある程度の文字数でしっかりとオリジナリティの記事を書くことさえできていれば、低品質と判断されることはあまりないと思います。
しかし、サーバー負荷対策をしても内部リンクをしても「検出 – インデックス未登録」が改善されない場合は、低品質なコンテンツとして判断されてしまっている可能性を考えて対策したほうがいいかもしれません。
低品質コンテンツの対策
低品質を改善するには、『リライト』をすれば基本的にはOK。
リライトとは記事を再編集してよりよく手直ししていくことです。
説明文を追加して文字数を増やしたり、画像を追加して全体的に見やすくしたりなど、読み手のことを意識しながらより親切な記事に仕上げると良いですね。
もしくは、2つの関連する記事を合体させて1つの長編記事にしちゃうという方法もありますが、やりすぎると記事数が減ってアクセス数減少につながる可能性もあるため、慎重にやりましょう。
現時点で実施した対策
冒頭で書いたとおり、『2021年7月26日』に『インデックス登録をリクエスト』を実施していますが、約1ヵ月経過しても変化なしでした。
そのため、2021年9月2日から次の対策に進みます。
サーバーの負荷軽減は、以前表示速度を向上させようとできる限りのことを既に対策済みだったので、飛ばして次に実施したのが【内部リンクの最適化】です。
実施した内部リンク最適化の内容は以下の通り。
- ヘッダーメニュー、フッターメニューの整理
- サイドメニューに新着記事と関連記事の表示
- 全記事に1つ以上の内部リンクを追加
今日から数日間はとりえあえずこれで様子を見てみます。
これでも変わらなければ、大幅なリライトを実施しなきゃいけないかも・・・。
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- Googleアップデートの前後で「検出 – インデックス未登録」が多発する場合がある
- Google公式の主な原因とされるのがサイト過負荷
- 他にも原因として内部リンク不足や低品質なコンテンツが考えられる
ご紹介した内容を実践しておけば、なかなか消えない「検出 – インデックス未登録」を解決できる可能性だけでなく、SEO対策にもつながるためぜひ実践してください。
実践したら数日後にGoogle Search Consoleを確認して改善されたかまでしっかり確認しておきましょう。
60記事も書いて28記事インデックスされていない状況は悲しすぎるので、少しでも改善できるように引き続き対策を続けていきます!
今はちょっと異常事態ですが、通常なら以下の記事の方法で早めにクローラーにきてもらってインデックス登録を促すことが可能なので、ぜひこちらもご覧ください。
Googleにインデックス登録をリクエスト!クローラーを呼ぶ方法
他にもいくつかのSEO対策を以下の記事でまとめてるので、併せてご覧ください。
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